羽化したばかりのジャコウアゲハ

ジャコウアゲハがたくさん舞い、他のチョウも多い小金井は、今年も生命あふれる街。

平林先生の授業

仮説実験授業で活発に自分の意見を述べる子どもたち

化石掘り

科学読物研究会の例会に参加 多摩川に行ってから、しばらく石・鉱物ブーム

隣の公園で

コスモの授業が終ると隣接した公園へ。なぜだか穴掘りに夢中。

2024年9月18日水曜日

2024年10月

かがくくらぶコスモ

2024年10月

2日【仮説実験授業】花と実⑦
榎本昭次先生

9日【腐敗と発酵】味噌仕込み〝麦味噌〟
八田珠穂

16日【仮説実験授業】花と実⑧
榎本昭次先生

23日【天文研究室】星空散歩〝月〟
八田珠穂

*10月26日(土)は【秋のコスモ遠足】〈武蔵野公園〉
*10月30日は5週目で、お休みです。

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2日【仮説実験授業】花と実⑦

 今日も季節のいきものが一緒です。
ルリタテハノのサナギはキラキラしています。

授業終了後には
3個のサナギは旅立ち見守り隊立候補のお友だち3名に預けられました。


タマスダレと彼岸花

 タマスダレは先生の大好きなお花だそうで思い出話と共にご紹介くださいました。
彼岸花が田んぼの畦道やお墓の近くに植えられている理由も興味深いですね。



9日【腐敗と発酵】味噌仕込み〝麦味噌〟


 「腐敗と発酵」2回目の授業。

 前回の子ども達の様子から難しかったことは豆を満遍なく細かく潰すこと。
ホロリと指先で潰せるほどに柔らかく煮た大豆を、前回よりひとまわり大きな袋に入れて、袋の外から潰します。袋を破らないよう、そして豆の粒が残らないよう丁寧に丁寧に潰します。

 塩きり麹も自分たちで用意して、潰した大豆と混ぜ合わせます。この時も優しく丁寧に麦麹を潰さないよう隅々までよく混ぜ合わせるように優しくまとめていきます。





〝おいしくおいしくおいしくなぁれ〜〟と声をかけながら作業をすることで扱いが丁寧に…のハズなのですが、今回も
あな、あいた〜〜
ふくろ、ばくはつっっ!笑💦

無事に麦味噌の仕込みができました👌

前回のコメみそは4月でした。
仕込みから半年が経ち、今の状況を聞きました。

もう食べたよー!
なんかめっちゃ甘かった!
いい匂いすぎ、神!
しょっぱかった!
味噌汁にしたけど濃かった‥

…などなど。
感想はいろいろありましたが、自分で好みの濃さにして食べることや、「みそだけ」の味噌汁(これも美味しいのですが、)とは別に、出汁(顆粒だしやかつおぶしの粉、とろろ昆布など)となるものを入れることで味に深みが出ることを話しました。

 お湯でといてすぐ飲める味噌汁ですから、そこに乾燥野菜やわかめ、梅干しを一つ入れるだけでいい補食になります。

 自分で作ったお味噌が食卓に並び、家族のお腹を満たし健康にもいい。
今日の仕込みの様子を話題にしてもらえたら最高です。

16日【仮説実験授業】花と実⑧


 10月15日の栗名月、先月9月17日の芋名月のお話がありました。
芋名月のいもはサトイモです。縄文初期の稲作が伝来する前は里芋が主食だったことから、どれだけ大切にされ、収穫の喜びと感謝はひとしおだったことなのでしょう。

 教室中に秋の香り。
その正体は金木犀です。可愛らしい黄色の花をつけた枝。木には雄の木、雌の木があり日本に入ってきた時には可愛らしい花と芳しい香りが好まれ、雄の木ばかりが入ってきたそうです。金木犀…キンモクセイ。サイの肌によく似た樹皮を持つ枝の先には金の花が芳しい香りを漂わせながらと咲きこぼれ…。牧野富太郎先生の命名だそうですよ。

 花と実では「いちご」のお話から農家とは切ってもきれないミツバチの話のお話へ。

 長野から遊びに来た可愛らしいりんごは甘い香りを漂わせていました。「リンゴ園の工夫」はまた次回のお楽しみです。
 

 23日【天文研究室】星空散歩〝月〟

 中秋の名月には栗や芋、団子を添えて、
 スーパームーンは大きいね、
 今日は三日月、満月はいつ…?
 あれ?今夜は暗い…新月?

‥と、月は遠くにあるものだけど、生活の中にあってとても身近に感じる存在ですね。
 〝天文研究室「星空散歩」〟では「月」がテーマ。

 月の概要を確認してみます。
 距離や大きさ、その質量…。
 ヒトが月に到着前と到着してからの歴史もなるほど、面白い。

さて。月ってどんなふうにできたの?
過去に考えられた「三つの説」と「今最も新しいと言われている説」について、みんなで深く考えました。

 …ってことは、
 …じゃあさ、じゃあさ、

 どうして「新しい説」が一番有力なのかのみんなの意見はとても面白い。
 
 そして、新月、三日月、十三夜と月の形でその佇まいから名前が変わるの事はとても興味深く、惹かれます。
 「月齢早見版」では自分が生まれた時の月の形を知って、月に思いを馳せました。

 








2024年9月4日水曜日

2024年9月

 かがくくらぶコスモ

2024年9月

4日【仮説実験授業】花と実⑤
榎本昭次先生

11日【野外観察】秋の植物観察〈東京学芸大学構内〉
坂内秀三先生

18日【仮説実験授業】花と実⑥
榎本昭次先生

25日【地質学】もう一つの構造線
鈴木佳子先生

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4日【仮説実験授業】花と実⑤
 


 今日は2学期始まって最初のコスモでした。
榎本先生のご授業も夏休み前の1学期以来です。

 キアゲハやナミアゲハが蛹になった話やその姿はとてもよく似ているのに、「食生」や幼虫の姿によって見分けがつくこと、自分の食性が変化することがないこと、人間にとって微量に思える残留している農薬も生き物にとっては命取るになることを知っていて、決して食べないことなどなど…。教えてくださいました。

 またファーブルのお話から、昆虫が食草を選ぶ能力についても非常に興味深いお話も伺いました。

 先生ご自身が経験された飛行機での気圧の変化とポテトチップスの袋の膨らみ具合のお話もとても楽しい( ´ ▽ ` )

「富士山頂だとポテチの袋はパンパンにふくらみます。飛行機はそれよりも高いところを飛ぶので、もっとパンパンにふくらむと予想をしましたが、それほどふくらまないのでおかしいなと思いながら写真だけは撮っておきました」 
 身の回りの不思議やきっとこうだろう、こうかもといつも考える習慣があるのはとても楽しいと思いました。さて、皆さんはなぜだと思いますか?


 今日の花と実の授業は、ヤマブキや桜を題材にその実や種のつき方について考えました。
一重と八重の違いを実際に見て確認します。


八重咲のカーネーションの花びらの数を数えてみました。最高は60枚!?
  
 最後に榎本先生が写真で紹介してくださった「ダリア」。
「昔はよく見かけていたんですよ」
…幼いとき母が育てていたことを思い出しました。




11日【野外観察】秋の植物観察〈東京学芸大学構内〉

先生の解説をしっかり聞いて

花や実を自分たちも探してみます

出発してすぐ見つけたのは…
ロマンチックに「ケサランパサラン」で願い事が叶う🎵
と言いたいところですが、
「アメリカオニアザミの綿毛」

困りました。実は環境省により有害な外来種(生態系被害防止外来種※)に指定されています。生態系への被害を考慮して繁殖や拡散を防ぐ必要があるのです。
生態系被害防止外来種(※)…特定外来生物ではないが、幅広く生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種のこと

ちなみに。
日本特産種のアザミは北は北海道から南は沖縄まで、また、海岸沿いから山の頂まで日本全土に広く分布していて現在145種あるそうです。
(国立科学博物館植物研究部「日本のアザミ」https://www.kahaku.go.jp/research/db/botany/azami/index.htmlより)



散策しながら、気になる植物やいきものと出逢います。
「これは?」
あちこちから問いかけの声が聞こえます






18日【仮説実験授業】花と実⑥


 ルリタテハの幼虫はトゲトゲが毒々しくてドキドキします。
でも無毒でトゲも痛くないそうです。


キアゲハの蛹

 今日は狩人(かりゅうど)バチの代表と言われるジガバチのお話から始まりました。

 イモムシに卵を産みつけるその様子と蜂の腹のくびれが細い理由を教えてくださいました。
くびれが細くなると左右にもひねることができ、しかもイモムシの神経の部分を狙って麻酔しするというのです。賢さに驚きます。
 巣作りの時に「ジージージー」という音を出すそうです。一度聞いてみたいものです。

ジガバチは足でイモムシを挟んで
腹のくびれを利用してぎゅっとイモムシの下の方から毒針を…\(( °ω° ))/

 花と実も6回目となりました。
今回は特に「子房」について、観察と確認と考えを発表し合います。


きゅうりを縦割りにして中の様子を確認します。

きゅうりの花の話から嬉しいきゅうりタイム( ´ ▽ ` )



25日【地質学】もう一つの構造線